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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~のhrt2308のレビュー・感想・評価

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シアター2

フセイン政権崩壊後、各勢力が入り乱れて戦闘を行っているイラク第2の都市モスルを舞台にした実話を基にした作品。

冒頭から戦闘の真っ只中に叩き込まれる。イスラム過激派組織ISISに追い込まれていた警察官カーワ(アダム・ベッサ)達は通りかかったSWAT部隊に助けられる。SWAT隊長のジャーセム少佐(スヘール・ダッバーシ)はカーワがISISによって叔父を殺害されていることを知るとその場でカーワをスカウトする。SWATは肉親をISISに殺害された元警察官の組織で、独自に作戦行動している部隊らしい、、、。

敵味方が入り組んだ町の中、本部の作戦と別に独自に行動し、時にイラン特殊部隊と取引し、遭遇するISISと戦闘する。仲間はひとりふたりと倒れていくが、敵の基地を落とすため前進する。生死の狭間を駆け抜けるその短い期間に若いカーワは生き残る術を身に着けていく。

戦争の全貌や是非に関係なく、戦場のど真ん中で否応なしに戦わなければならない者たち。犠牲になる市民たち。相手を叩かなければ自分たちの生命はないという過酷な環境。

ひとつの部隊を追うことで実際の戦争のある実態を切り取って提示している。
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