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リコリス・ピザの映画ファンのネタバレレビュー・内容・結末

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

1970年代のL.A.を舞台に一回り上のアラナに一目惚れしたゲイリーの2人を描いていく映画
ノスタルジーに浸った70年代の綺麗な部分だけでなくセクハラや悪しき文化も描いたのは良かったと思う
ゲイリーがアラナが違う男に触れたり話すたびに一々嫉妬の表情を見せるのが少し笑えた、またそんなアラナもいざという時にゲイリーが相手にしてくれず不貞腐れるのもいい
短い出番ながら短期でF用語連発し暴れまわったかと思えばナンパを始めるブラッドリー・クーパー演じるジョン・ピーターズやすっかりアラナを忘れ独りよがりで命知らずのスタントで大盛り上がりするウィリアム・ホールデンの裏を演じたショーン・ペンの荒っぽさは見どころの一つ
終盤のアラナとゲイリーがお互いの場所に向かうもすれ違って会えないフラストレーションから疾走し鉢合わせしキスまでの流れが綺麗すぎてさすがポール・トーマス・アンダーソンだなと感心
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