正直、こんなに明快で清々しいボーイ・ミーツ・ガールだと思ってなかった。
あとこんなに面白い配役だとは知らなかった。
ただやっぱり王道とは少しズレていて、二人の年齢が離れすぎててほぼ保護者同然の関係であったり、どちらも超イケメンや超美人な訳でないのもあって、恋愛映画なのに全然イヤらしい感じにならないのが面白い。
若いゲイリーと対比するように、恋敵として汚い大人達が沢山出てくるのも良い。
大人たちがどいつもこいつも狡猾でクレイジーな奴ばっかりだから、ゲイリーのビジネスの未熟さであったり、二人の関係の青さみたいなものがより引き立つんだろうな。
トラックのくだりで、成功した大人側のヤバさとゲイリー達の幼稚さの両方を同時に突きつけてくるの凄い。
変な大人たちとの闘い(？)で大人を知って、それを経て恋愛に年齢は関係ないという方向に行くのが、成長しきれてない感じがして瑞々しく思う。
「大人になっていく」というよりも「大人でなくても良いじゃん」というような感じがする。
HAIM一家が全員出動してるの笑う。
