ポール・トーマス・アンダーソンは実はそれほどハマらず、アンダーソンといえばダメな方のポール・W・S・アンダーソンの方に親和性を感じるタチだったのですが今作は面白かったですね。
70年代を舞台に主役2人の恋の鞘当てを見ているだけで楽しい。
クーパー・ホフマンのこまっしゃくれた子供感と背伸びして大人として振る舞おうとす感じが最高です。
太ってデカくなってしまった子役という設定がいいですね。
有名人をモデルにしたキャラクターとの虚実ないまぜにした70年代アメリカのどことなく大雑把でバカっぽい感じが最高です。
ショーン・ペンが演じたウィリアム・ホールデンは若干偽名なのにジョン・ピーターズはモロ実名なのはなにか理由があるんでしょうか。
この2人とバーブラ・ストライサンドは訴えても良いくらいバカっぽいキャラで最高でした。
ショーン・ペンとブラッドリー・クーパーはめっちゃ楽しそうでした。
もう1人の主人公アラナ・ハイムの顔つきがいいです。
本当の家族が出ているみたいですね。
あの姉妹の顔のそっくりぶりは尋常でなかったです。
僕が15歳の頃なんて1歳上の先輩にもドギマギしていたのに……
ストーリーの説明を求められても困るタイプの映画ですが面白い。