なんかめちゃくちゃ良いな。
カラフルな世界観と浮遊感に
２人の微妙な関係性が浮かび立つ。
青春恋愛映画の
最適解が出たかもしれない。
付かず離れずのシーンが連続して
ヤキモキしそうになるが
お互いそれなりに目移りしてるし、
このまま別々になっても
まあ良いんじゃねえか、と思えてしまうくらいの
適度な安心感を与えてくれ、
ストレスが微塵もない。
永遠に続いてくれてもいいのに…とすら感じる。
少し緊張感が走っただけで、
誰かが死んでしまったり、悲劇的なシーンを迎えるのではと邪推してしまうが
何ら問題の起きない、努めて健全な娯楽映画だ。
ショーン·ペンやブラッドリー·クーパーが出ると
一気に振り幅が出て
シアターがドッと湧く。ちゃんと確実に笑える。
圧倒的に立場が上位の人を
演じさせるだけで画的引き締まりを感じる。
(ブラッドリー·クーパーって存外パッとしないフィルモグラフィだなあと感じてしまう。本作のように要所で存在感を放つ作品に出会えていないのかもしれない。)
絶妙にダサいエンドロールが最高だ。
