鬱映画の代表作☆
昔の公開時に劇場で観て以来の二度目の鑑賞。
当時はただただ陰鬱な終盤に悲しいやら悔しいやらやり切れなくて、感情がおかしくなって劇場出た途端大笑いしてしまったw
今回の鑑賞ではラストは分かっていたのもあって、ミュージカルシーン早く始まらないかなーと言った軽い気持ちで見ていられた。
周りは号泣してたけどw
当時は主人公の気持ちが分からなかった。
なぜそんなにまでして自分を追い詰めて耐えるのか?とか、こんなラストにならずに済むはずなのにどうして⁉︎…と。
でも、時を経て今では主人公の気持ちが分かるようになったw
これが大人になるってことなの⁈
ただ唯一、肝心なクライマックスで当時の印象と違うところがあった。
この作品は現実のシーンは褪せたセピア調な色味で、主人公の妄想するミュージカルシーンではビビットなカラーに変化するのだが、クライマックスで現実世界で歌い自分の妄想と現実が重なるシーンは、当時褪せた世界がカラフルになっていく演出だったように思うのだが、今回その辺変化したかな?というくらい感じなかった…。
自分の思い出補正なのだろか?
すごく気になった。
ラストの絶頂からの急転直下な描写はさすがのトリアー監督だと改めて思いました。
米ドラマ「プリズンブレイク」で顔を覚えたPストーメアさんがこんな優しい人を演じてたのを初めて知りましたw