このレビューはネタバレを含みます
結局我慢できず３日連続で見てしまいました。今作は評価が分かれるのかもしれませんが、わたしは人間らしい弱い部分を見せられるのに弱いので、弱いマイケルが描かれる本作は非常によかったと思いました。
ただ、メアリーがソフィア・コッポラだと事前に知ってしまって、なんだか映画に集中できなかった部分もあります。女子らしく、彼女がメガホン取ってる映画は大好きなのですが、役者としてはどうなんだろう…と正当評価を下しにくくなります…まあそれを差し引いてもいい作品だったけど。そして、ソフィアは１作目ではマイケルがゴッドファーザーとなったコニーの息子役なんですね〜、おもしろい。
本作ではコニーが活躍します。１作目ではヒステリックな妹だなとしか思いませんでしたが、立派なファミリーの女でした。「眠って、ゴッドファーザー」がすごくカッコよかった。
そして、ヴィンセントが１作目のマイケルにかぶって見えてくる…こうやって若いゴッドファーザーが生まれ、老い、人生を儚み、そしてまた次の代へ、となっていくんだなと。
ニーノ・ロータの音楽もさることながら、クラシック使いの非常にうまい作品だな、と。
