ラストの潰れる映画館のシーン、スクリーンの外ととうちに、現実の虚像が揺らぐシーン、のエンドロール。イ・ジョンウンの演技。
繋ぎ合わせられたシーンの喫煙シーンが稚拙な古い映画感は、あの映像は主人公が思いの強さなのかな。
最後の詩の美しさ。
天穴から光を透かして観る自分の形にある映画。泊まった宿で靴下テーブルの上がどうでもいいんだけど気になった。人影幻シーンは蛇足かな。
断片のフィルムは自分自身を追いかけている。重いものは持つけど歩く速さ。最後はドルフィン泳ぎで、そうなりたい自分へのメッセージで自分は創作を続ける。息子も詩人になりたい夢を追うのかも。
だから息子、年齢の割にお母さん大好きなのは、制作する人間であることへの敬意の気持ちがあるのだと思った。編集おばさんかっこいい。
多少蛇足な箇所も自分にはあったけれど、それを超えて素晴らしいシーンが多く(潰れた映画館でのフィルム透かして光源が降る箇所とか、本当素晴らしかった。)
本当好きな映画。