日本が抱えている大きな問題である難民問題を難民家族の少女の目線で描く。日本で育ち、日本で叶えたい夢があるにも関わらず、それが許されない現実が残酷。国際社会から明らかな遅れを取る日本の難民問題はどうなるのか、よくよく考えさせられる。
在日クルド人の問題は長年解決されていないが、これは今日本が受け入れているウクライナからの避難民についても考えさせられる問題で、あくまで避難民である彼らは難民として認められなかった場合、激戦区となっているウクライナに戻すのか？国際社会の関心が強くなっているなかで日本がどうするのか、この映画を観ると不安しかない。
初々しい青春映画であり、社会派映画としての見応えも十分。
