映画館で見なかったことを激しく後悔するなんと瑞々しい映像美...
縦軸にサーリャの自己受容と青春を置いたことで、日本の難民制度の問題点を指摘して(もちろんそれはそれですごく大事だけど)溜飲を下げるだけで終わらず、映画としてすごく魅力的になってるのが良かった。
良い意味で「社会派!」って感じの固さとか説教臭さが少ないというか。
でも、固さが無くて、青春を瑞々しく美しく映し出しているからこそ、サーリャと家族が置かれる状況の理不尽が際立って、なおかつ身近な話として感じられるのがこの映画のすごいところ。
固さは少ないけど、見終わってから胸に重たいものがしっかり残ってくる。