anna

マイスモールランドのannaのネタバレレビュー・内容・結末

マイスモールランド(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

政治的な弾圧から逃れ、幼い頃に家族と共に来日して以来、ずっと日本で育った17歳のサーリャ。地元の高校に通う彼女は、同世代の日本人と何ら変わらないごく普通の日常を送っていた。そんな中、アルバイト先で出会った1人の青年と恋に落ちるサーリャ。しかし、彼女は日本の理不尽な難民制度に翻弄されていく。



うーーーん、苦しくなったなあ。
難民制度ってこんなに厳しいんだ、
そして国を持たない難民たちってこんなにも
行き辛い世の中なんだ。

調べたら、川口にはクルド人の難民が2000人近くいるらしい。
そして日本はトルコとの交友関係を崩したくないがために、難民申請の承認を下ろすことがとても厳しいそう、、

難民について、なにも知らなかった。
日本にこんなにも住みづらい人たちがいることを
知らなかった。

いくら勉強を頑張っても、お金を貯めても
国の制度で大学も行かせてもらえない。

生まれた国が違うだけで、こんなにも不平等を
受けなければならないのか。

恋愛も勉強も遊びも全部、国のせいで自由を
奪われてしまって、しまいには家族も
奪われる。この人たちは今後どう過ごしていけばいいのか。

周りの人もなにもしてあげられない、
お金を渡すしかない、自分の周りにいた際、
わたしができることはなんだろう。
自分が無力すぎて、悲しくなる。

父はサーリャにビザが降りるために、
国に帰ることを選択した。
この親の愛は本当に感動したなあ。
お父さんはやっぱりどんな時も子供の幸せを
考えていて、やっぱり家族が1番なんだなって、
思った。

最終的に物語は、ハッピーエンドではない。
問題は何にも解決してない。
「私たちの未来が明るくなりますように」
ただ祈るだけ。

問題提起して解決しなければいけない
人権問題であると感じた。
anna

anna