Marilyn

珈琲時光のMarilynのレビュー・感想・評価

珈琲時光(2003年製作の映画)
2.7
2003年の東京を舞台に、台湾人の彼氏の子どもを妊娠した陽子と彼女を見守る家族や友人との交流を描いた話。

全然知らない作品でしたが、たまたま行ったカフェにこの作品のフランス語版のオシャレなポスターが貼られてて、気になって調べたら小津安二郎監督生誕100年を記念し「東京物語」をオマージュして作られた作品だそう。
一青窈の映画デビュー作だそうですが、映画出てたの初めて知りました😳

正直全然ハマりませんでした💦
ポスターのオシャレさはどこ行ったの?!と思ったし、退屈で途中リタイアしようかと思ったぐらい笑
「東京物語」と同じく家族を描いていたところもあったけど、大筋は一青窈の長編MVみたいな感じ。
良くも悪くも演技が自然体すぎるからか陽子に全然魅力を感じないし、服装や髪型もダサいし、何考えてるか分からなくて好きになれませんでした😓
というか見てから気付いたけど、一青窈が苦手なのかもしれない😂
(ファンの方、ごめんなさい🙏)

色々伏線になりそうなポイントはあったのに結局何も起きない話だったのも残念💦
途中で出てきた絵本が子どもの頃に読んだことあるやつで嬉しかったけど、あのエピソードの意味がよく分からず…笑
浅野忠信演じる友人の肇ちゃんとはよく会っててかなり仲良さそうだったけど、台湾人の彼氏とは全く連絡取ってる描写もなくて、肇ちゃんと何かあるのかと思ってたらそれすらもなし笑
もう彼氏も妊娠した設定もいらなくない?😂

東京物語オマージュとして入れたかったシーンだったのかもしれないけど、向かいの家にお酒とかグラスを借りるような密な付き合いは20年前でもさすがにしてなかったんじゃないかな🤔
陽子のお父さんの家事を全く手伝わないところや大事な話を避けるところは日本の(あまり良くない)お父さん像を表してるように感じました笑
色んな電車が出てきて入り組んだ感じは東京らしさを感じられて良かったです✨
ずっと関西在住の私には複雑すぎるやつ😵笑
地名もたくさん出てくるし、東京をよく知ってる人にはもっと楽しめる作品なのかも。

期待はずれで色々不満も書いてしまいましたが、他のホウ・シャオシェン監督作品はもっと面白そうなので懲りずに観てみます!笑
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