ピョンちゃん

アメリカから来た少女/アメリカン・ガールのピョンちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
SARSが猛威を振るった2003年の台湾を舞台に、アメリカから帰郷した13歳の少女と家族のドラマを描いた作品。

慣れない環境に疎外感を募らせ、家族への不満や怒りを抱く少女の心の機微を、繊細に綴った映画でした。SARSと現在のコロナ禍をリンクさせたのも秀逸でした。韓国映画の『はちどり』とテイストが似ているので好きな方は今作も楽しめると思います。脚本・監督ロアン・フォンイーの自伝的な作品。韓国だけでなく台湾からも彼女のような優れた映画作家が出てきたことをうれしく感じます。
ピョンちゃん

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