「純然たるスポーツの姿 殺すための狩りだ」
ブロッケンjr.とウルフマンのタッグかな? あれはモースト・デンジャラス・コンビか。
そんなことはどうでもいいけど、本作はいわゆる人間狩りがテーマのアクション・スリラー。
身重の奥さんを持つダッジはある日医者から治療が困難な脳腫瘍だと告げられる。
お金もなく、余命もわずかなダッジは大金を手に入れることのできる危険なゲームに参加することを決意。そのゲームとは、命を狙う5人のハンターから24時間逃げ延びる事。果たしてダッジは生き残ることができるのか。
舞台が山奥とかではなく大都市内という点が人間狩りものとしては珍しい。
それにしてもダッジはとことん強運。ピンチはほぼ運だけでしのいでいると言ってもいい。
ハンターたちも結構間の抜けてるところがあり、そこでグダグダやってないでとどめ刺せばいいのにと何度も思った。まあ、とどめ刺しちゃったらそこで終わっちゃうんだけど。
クリストフ・ヴァルツ演じるマイルズはいい人っぽい悪い人。こういう役、本当にはまるなあ、この人。もう、笑顔が絶対胡散臭いんだもんなあ。
カウントダウンする時「ウルヴァリンが10……ウルヴァリンが9……」って、数字の前にウルヴァリンつけるのって何の意味があるのか。
ハンターたちが全員歴代大統領の名前を名乗ってる。深い意味はない。
ラストはあっさり。まあ、ルールだからしゃあないか。
あの人物、結局どっち側の人間だったのかがいまいちわからん。
ちなみにこのゲーム、何と2000年の歴史があるそうな。それならそれで、一番最初のエピソードを映画化しても面白いかもね。