ドーナツもりのYoshiのレビュー・感想・評価

一人のひとが見る純粋な世界

他者が他者として描かれていた。多くのメジャー作品では、登場人物は筆者の一側面の分身であり、それぞれがそれなりに合理性を持っているように描かれる。
この作品は、主人公だけに合理性を感じる、分かりやすく言えば、独り善がりな作品だった。

逆にその視点が固定されている感じが、純粋に作者の見ている世界を追体験しているようで楽しかった。