わにたつまき

青春墓場のわにたつまきのネタバレレビュー・内容・結末

青春墓場(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます


死の訪れは平等である。

点で交わるふたつの話。

テレビでたまたま視聴しましたが、あるんですね、こんなエグい作品。
ふたつのストーリーが時間軸的には多分同時に進行していてる。時間軸を平行なままにあの場面に繋がるなら、よくある映画。この作品は前半、少年とその母親と母親の同僚が中心のバイオレンスなストーリーで、物語前半のクライマックスはアパートの隣に引っ越してきた幸せそうな男女の女性の方を少年が劣情にまかせて殺害するんだけど、映画の後半は引っ越して来た幸せそうな男女の紆余曲折と、幸せそうにアパートに引っ越して来るまでを描く。結果は映画の中盤で悲劇になるのがわかっている訳だから、非常にイジワルな映画だと思う。

監督の奥田庸介が役者としても出演してますが、物凄いインパクトです。

知ってる役者はほとんど居ませんが、唯一知っているのが呂布カルマってのもなかなかカオス。

紆余曲折を乗り越えてやっと幸せになってもほんの少しの偶然で殺されてしまう。死は無慈悲に平等。
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