みぃたむ

オッペンハイマーのみぃたむのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.9
事前に「ココは押さえておこう」的な
サイトをサーフして 予後知識を少しだけ
取り込んでの劇場鑑賞でしたが…。

全く追い付きませんでしたww
やはりノーラン作品は一度では解読不能w
後半の流れが凄く面白かったので
勿体無いなぁと 観ながら思いました。
もう少し勉強してから再見したいです。

オッペンハイマーの性格や 当時の科学者達
原爆・水爆に関する歴史やメカニズム等
若干の予備知識が無いと 途中途中の
抽象的な映像が邪魔になってしまい
ラストへの盛り上がりが薄れてしまいそう。

あの何気ないシーンにも深い意味がある。
ノーラン作品は 何一つ見逃せませんw

原爆主体だと思いきや 法廷系でした。
オッペンハイマーとストローズそれぞれの裁判を
カラーと白黒に分け そこにオッペンハイマー自身の
成長して行く過程を加え…。
今作も時系列の理解に苦しみましたね。
まあ そこも魅力のヒトツなのですがw

そして登場人物の多さと豪華さ。
更に誰だか分からず観ていて EDロールで
ギョッとするキャストもしばしば。凄い…。

デインデハーンとゲイリーの出演シーンでは本当に
席から立ちあがりそうになりましたよw
フローレンスピューは 最後まで知らずに観る始末。

ジョシュハートネットも素敵な役で溜息でしたが
ロバートダウニーJr.の悪党っぷりが最高で
一瞬嫌いになりそうな位 圧巻の演技。

原爆を投下するまでのアメリカの背景を
初めて知る機会にはなりましたが
ノーランの実話ベースでは「ダンケルク」の方が
個人的には より好みでした。


「我は死なり。世界の破壊者なり。」

「物理学の行き着く先が兵器か。」


「シーツを入れろ。」


「あの泣き虫を二度と寄越すな。」
みぃたむ

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