はむむ

オッペンハイマーのはむむのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.7
ワルシャワにて鑑賞。
鑑賞動機は
①なぜ日本で公開未定なのか知りたい
②クリストファーノーラン監督がどういう表現で表すのか知りたい
③夜行バスの待ち時間にちょうど良かったから

ワルシャワの映画館、なかなか攻めてて定刻になっても前の映画が上映中で20分押しで上映スタート。この影響で最後の20分が見られていない状態のレビューです。

①なぜ日本公開未定なのか
何がネックになるのか全くわからなかった。私の英語の理解力はミジンコなのでセリフで「言ってはいけないあの言葉」(それが何かはわからないけど)的なものが入っていたのかもしれない。
映像としては特に問題を感じなかった。

②クリストファーノーラン監督の表現がきになる
テネットやインセプションで育った私としてはちょっと物足りないけどまぁそうですよね、伝記的作品で時間が逆戻ったら訳わからんもんね。
1番心に残ったシーンは原爆投下後にオッペンハイマーが聴衆の前で話すシーン。
流石だなと思った。
被害に遭う側のことはあまり考えられないおかしな集団心理になるというのも含めてこの映画は上手く表現されていると思う。

④その他
個人的にロバート・ダウニー・Jrやマット・デイモンが他の映画で見せるスターのまばゆい光を500%消して軍人などになりきっているのには感服した。
だれこのおいちゃん状態。

全体的にとても興味深かった。
いかにして原爆は作られたのか。英語わかっていないからミスリードしているかもしれないけれども、学者としての探究心がここまでおそろい物を作り出してしまったのがオッペンハイマーとしても恐ろしかったんだと感じた。正確に理解するためにもぜひ日本公開してほしいものだ。
はむむ

はむむ