オスカーを独占した形となったオッペンハイマーだが、ノーランにもそろそろあげなきゃという機運もあったんだろう。
ただ映画として面白いかと言ったらそうではない。
特に広島に投下されたことをセリフとして言うのだが、普通に泣いたよね。
画面上では大喝采を受けるオッペンハイマーだが、現実の地獄の惨状を考えると。。。
血は一瞬に沸騰し、建物は一瞬に吹き飛ぶ。もちろん国際法違反だし民間人大虐殺なのだ。そうした描写があったならオスカーもなかったかもしれない。
オッペンハイマーは人類滅亡の装置を作り出してしまったことになる。
正直、日本の原爆開発のドラマ「太陽の子 GIFT OF FIRE」の方がはるかに名作だろうな。特に戦地から届く三浦春馬の手紙がほぼ遺書のようでより泣けるのだ。