「権力とは陰にとどまるのだ」
学者と政治家
建前と本音
静寂と爆音
等々、二つの反する成分で構成されていく作風
視点によるカラーとモノクロもその一つ
そして本作の本編は(体感で)ラスト30分から
それはまるで、一瞬の静寂の後に訪れる轟音をともなう爆風を想像させ、私怨から始まった忍耐強い一人の男の小さくみみっちぃ復讐に終止符が打たれる
本編以外の部分に想いを馳せると日本人として複雑な心境になる作品だが、去年とは違い、納得の受賞
それにしても豪華な俳優陣
メインどころは好きな人達しかいないと言っても過言ではない
関連人物としてソ連の原爆の父、クルチャトフを書いておく