ろく

オッペンハイマーのろくのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
-
とても虚しくなった。人間は純粋で愚かだな。


好きな監督が好きな俳優を主演で撮ってくれたので、久しぶりに公開日に見た。
色んな意味で話題になった映画なので人の意見を目にしないうちに見たかったというのもある。
オッペンハイマーは天才であり尚且つ純粋過ぎる夢想家だなと思った。だからこそパンドラの箱を開けた張本人として名前を刻まれてしまったわけだが。
特に後半のオッペンハイマーの心理描写演出は良かった。被ばく者の姿は全く出てこないので安心してもいいし、残念に思ってもいい。
※私個人としては作中でカラー描写されているシーンは原則オッペンハイマー自身が肉眼で見たこと、経験したこと、頭の中での彼自身のひらめきや感情だけだと思ったので、直接彼が見ていない被ばく者の姿が描写されていないことには何も不満はない。

映画としては物凄く豪華。
しかしいつもの如く時間軸が混ざり合っているのと、セリフ量が非常に多い上に3時間以上あるので体力が消耗される。
最近のハンターハンターがセリフ削らずにアニメ化したらこれくらいのセリフ量になるのかな…ってくらいずっと喋ってる。
IMAXでも見たかったが、内容が内容だけに2回目見に行くかどうか悩ましい。
ろく

ろく