科学者としての知的好奇心でマンハッタン計画の指揮を取り原爆を完成させた一方、被爆した日本の惨状を知り後悔と苦悩に苛まれ、原爆や水爆の在り方について問い、その姿勢にスパイ容疑をかけられて没落していく“原爆の父”ロバート・オッペンハイマーの半生を描いた映画。難しい題材ではありますが日本での公開はとても意味があるもので、落としただけで終わらずに苦悩する姿が見られてよかった。
打ちのめされました。前もって映画雑誌2冊読み込んで臨んだのでなんとかついていけましたが、監督の得意な時間軸の入り込み具合は健在、それに加えて登場人物多すぎて誰が誰だか状態にもなるので少し予習して行った方が楽しめるかもしれません。
ノーラン監督がキリアン・マーフィーを主演に据えてようやく撮ることが叶った映画。監督もマーフィーも大好きなので日本公開を楽しみにしていました。マーフィーの青い瞳がずっと美しくて良い。ゲイリー・オールドマンがどこに出てくるのかと思っていたらそんな所に。事前にノーラン作品いくつか見直していたので、ダークナイトの時と比べて老けたな...と思ってしまいました。笑
映像美と音圧を食らいにI MAXをオススメします。
