劇場で見たからこそ本作の映画の凄みは十分すぎるくらい感じられたが、日本人としてこの映画を見ると複雑な思いがあるのが正直なところ。
歴史や政治的な知識がないと登場人物が多すぎてついていけなくなること必須。事前にNHKのオッペンハイマーの特集を見ていたので助かった…
オッペンハイマーの視点であるカラーの映像と他者の視点のモノクロ映像、また原爆実験の過程とオッペンハイマーの聴聞会、ストローズの公聴会と３つの時系列が入り混じるローランらしい作りになっているので前提知識がないと複雑に感じるだろうなと。
ローラン史上最強な豪華キャスト達の演技は素晴らしかったし、キリアン・マーフィーは主演男優賞を取るに値する演技だった。
音の演出が重要なので見るなら劇場で。
