中野広重

オッペンハイマーの中野広重のネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

原爆の父の半生を描いた作品
科学映画であり群像劇であり討論劇であり観念的映画であり、、、、
初見だと名前と顔が一致しないほど人がたくさん出てくる
マンハッタン計画期、公聴会の時期を往復しながら物語が現在に繋がる構造
歴史のifや謎に包まれた事象など量子論的な描写が散りばめられている
鑑賞後は謎の疲れがどっと押し寄せる

広島、長崎に関するものは映像は炭化した遺体。大半のアメリカ人が直視できる精一杯の表現だったのだろうか
東京大空襲で10万人が死んでも降伏しなかった日本、確かに原爆1発で降伏するか不安になるアメリカ人の気持ちはわからなくもない。しかし実際はアメリカのトップは戦後の覇権を握るため、世界への威嚇として2発投下したとしか考えられない。その罪は重すぎる。
中野広重

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