爆破実験のシーンは演出の力でめっちゃ惹きつけられるし凄い怖かったけど、これをエンタメと感じてしまう自分を隠しきれない客席を埋め尽くす自分たち日本人がめちゃくちゃ滑稽で情けなく感じた。
「ちゃんと反省しなきゃ行けないものなんだよ」ってのは後から挟んでくるけど、確実にあのシーンはカタルシスとして描いていて、アメリカにはあのシーンを純粋に下町ロケットみたいに楽しめる人達も割といるんだろうなと思った。それを自分たち日本人は、え、ここどういう気持ちで見たらいいの…？ってなってかなり居心地悪かった
色んなシーンで「反省してます〜」みたいなわざとらしさ、義務萎えみたいなのを感じてフェイクに見えてしまう。
ロバートダウニーJr.がオッペンハイマーについて「ヒロイックに自己陶酔するための建前の罪悪感」って言うセリフがあるけど、これがこの映画自体とハリウッド、アメリカについて暗に言ってるんだとしたら、めっちゃくちゃシニカルだなと思うし、「それどういう気持ちで作ったの…？」ってノーランに聴きたくなる。「俺たちって本当に反省してるのかな〜？」って言ってるの…？
