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オッペンハイマーのTsutomuZのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.5
オッペンハイマー博士の愛情

映画自体が核分裂している。
アクションが撮れないと言われるノーランの映画は映画自体がローリングしていた。

オッペンハイマーをアメリカの自己像として描いている。だから『バービー』と融合できる。

よって核は主題ではない。広島で何が起こったかを検討しているシーンがハリウッドの限界となる。

それよりもオッペンハイマーだけが煙草を吸っている、子どもが泣いてるという描写の方がハリウッドとしては画期的だろう。もちろん赤狩りを描いたことも。アインシュタインがチャップリンに見える。
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