SugarOnMe

オッペンハイマーのSugarOnMeのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

2024新作#13

まず、本作から感じ取れるのは反戦、反核。

戦争を終わらせる為に、ヒトラーが死んだナチスでは無く、連合国の日本。日本が降参していたら原爆は落とされなかったし批判は無いはず。全ては結果。
核が広島に投下され、米国が戦争に勝利し、関わった人達が歓喜したシーンは涙した。それは悔しいとか憎いからでは無い。戦争を引き起こしたのが悲劇。

ノーラン作品では、ダークナイト・トリロジーを除いては一番分かりやすいかも。それでもノーラン節の時間の行き来やオッペンハイマーの視点はカラー、ストローズの視点をモノクロにし、交わる部分は存分に堪能できた。

トリニティ実験のシーンはさすがIMAXで、あれ爆発音が無いんだと思ったら数分後に大爆音。このシーンにたどり着くまでの緊迫感。飲み物もあまり口にせず固唾を飲んでスクリーンに釘付け。それが自分だけだと思っていたら、スクリーンの明るさに時々客席が照らされ、他のお客さんもじっーっと見ていた。スマホ見る人や連れと話す人など皆無。満席だったのにこれは凄い。

僕は演技の事は上手く語れませんが、ずっとトニー・スタークのイメージでしかなかったロバート・ダウニー・JR.MCUの合間にシャーロック。終わったらドリトルを演じていましたが、トニーでしかったけど、物静かなストローズの演技はトニーでは無かった。やっぱりこの人は上手いなと。

ストーリーが分かりやすいと書きましたが、登場人物が物凄く多いので、顔と名前が覚えられずこれはとても苦労したのと、政治に疎いので用語も理解できず、その辺は予習が必要でした。

こんな事を言うと不謹慎かも知れませんが、一番の驚きはフローレンス・ピューのオールヌード。
SugarOnMe

SugarOnMe