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オッペンハイマーの51のネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

確かに日本人として原爆の父を描くことの倫理的批判や感情面での拒絶や恐怖とかあるけどそれは一旦おいておいて、世界が知るべき戦争の功罪について描かれていたことへの満足感はあった。世界中でたくさんの人に見てほしい。

日本のことは描かれていないと前情報があったけど原爆投下後の登壇時の黒焦げの子供は日本の資料からとってるよね。そこには加害国と被害国の境界を破らないように細心の注意を払いながらも短絡的な表現に落とし込んでしまったのではないかという違和感はあった。

全体的にプロジェクトマネジメント的要素が多くて期待した技術者の葛藤というよりは政治的な立場や立ち回り方のパズルをはめ込んでいく感じで、絵的な作りもそんな感じだった。
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