愛野弾丸

オッペンハイマーの愛野弾丸のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.5
原爆の父オッペンハイマーの栄光と没落、
そして科学者としての人生と苦悩を描いた作品。
もちろん原爆や日本という要素も出てくるけど、
それらはあくまで事実としての側面程度。

会話劇多めの人間ドラマ
これIMAXで観る価値はあるかな?
個人的には配信・放送待ちでも良かった。

当たり前だけど、とてもアメリカ主観。
原爆を危惧して日本公開が遅れたとか聞いたけど、
大して問題のないレベルだった。
(「すずめの戸締まり」のほうがよっぽどセンシティブ)
たぶん日本に関しては歯牙にもかけてない。
敵意も敬意も1mmも向けてない気がする。
むしろ本題は日本とは直接関係ない。
(と、なると日本で観る価値は原爆以外の部分に)

そりゃそうだよなぁ
オスカーはしょせん米アカデミー賞の話だもん
あくまでアメリカにおいての賞

人物が多いので要注意。
ネタバレ回避で予習しなかったけど災いした。
公式サイトにある16人は目を通すべきだった。
時系列やや複雑でややこしい。
(時間軸が3段階くらい入り混じる)

2回目を観ることはもうないと思うので星3.5
U-NEXTのポイント使った映画館で観て正解だったか。

アインシュタインがイメージまんまだった

クリストファー・ノーランはSF系の作品しか観てなかったので、
リアルと現実を描いた本作は映像的な見所が薄かった印象。
ノーラン特有の苦み(難解さ)だけが残った気がする。
愛野弾丸

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