このレビューはネタバレを含みます
IMAXで鑑賞。
登場人物が数多く、時間軸もバラバラ、そして会話も難しかったので自分はそこまで理解はできなかった。
なのに、会話劇や特殊なモーションに圧倒されてこの世界に没入していてあっという間に終わった。
1番印象に残っているのはやっぱり爆発の実験。
爆発時の炎も印象的だけど、音がとんでもなかった。爆発時の音のラグ(無音から大音量)がリアル過ぎて手に汗握る、物凄い恐怖を感じた。まるで本当に実験に居合わせているかのような体験になった。
オッペンハイマーが罪悪感を感じている表現もまた恐ろしかった。人間の肌が剥がれ始めていたり、黒く灰になった人間を踏んでしまっていたり。
彼自身は決してメンタルが強い方ではない上、重すぎる罪悪感が乗っかり耐えられなくなっているのが凄く伝わってきた。
ラストのオッペンハイマーの表情もまた非常に印象に残っている。
もうどうしようもない、そんな表情に感じた。
なんとなくではあるけれど、オッペンハイマーという1人の人間を知る事ができてよかった。
あ、あとオッピーっていうあだ名、可愛い。