囚人13号

オッペンハイマーの囚人13号のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
2.0
金欠で関連書籍が全く読めず、予備知識無しで臨んだ結果これでなんか申し訳ない。
博士の断罪と復権が描かれる主題だけで賞貰える事は分かってるようなので無視して、倫理的な問題も問わず評価すればこの程度かと。

当然のように時系列を組み替え、IMAXじゃないのに内臓に悪い天文的な轟音でノーラン印を強調しても、今回は他のSFと明らかに違うので「人間」を描けないことが露呈してる。握手の反復にしても、ラストをあんな風に撮るならそれまでに印象付けしなきゃダメなのに一辺倒な撮り方しかしてない。

トリニティ実験がそうなんだろうけど、3時間クライマックスを欠いたまま停滞してるとしか思えず、あろうことか一番盛り上がるべきシーンで轟音をスカしてくるめちゃくちゃな始末。

「揺れたい」→交尾、謎のエマニエル夫人ポーズ、終盤の幻さえ無ければPG公開できたと思うけど僕はオッピー見れてハッピーでした(最低)。
囚人13号

囚人13号