シャケ

オッペンハイマーのシャケのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.2
良くも悪くもノーランの映画だった。インソムニアに通ずるものがある。
ノーランの映画はいつだって良くも悪くもノーランの映画なところが私は好きなのだなと気づいた。
宇宙戦争で観たぬるい核爆弾対策描写は映画のご都合演出だと思っていたのに、かなり現実に忠実な描写だったと気づき、興奮したのと同時に以前小馬鹿にしていたのを反省した。
原爆の描写はあくまでアメリカ目線でやはりぬるいよなとは思う。ラストのマクロ視点は特にそう感じたし、そこがめっちゃノーランっぽい。アメリカで作った映画だからまあそりゃそうなるだろうし、別に登場人物や製作者にもっと苦しめなどとも全く思わないが、こういうモヤつきは誤魔化さずにちゃんと抱えておこうと思う。
TENETまた観たくなった。
シャケ

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