フルサイズIMAXで見た
ノーランが己の技法を総動員して一人の男の夢と栄光と挫折を描きそして最後は…という映画
レオーネ狂信者の俺に言わせるとこれはノーラン版ワンスアポンアタイムインアメリカなんだよね
その観点だと音楽が重要になるんだが、やはり俺は空間とかリズムを重視するゴーランソンの曲が理解できずメロディに囚われているのであまり楽しめなかったな 何このヴァイオリンの練習録音みたいな曲って思ってたら終わった
少し原子物理やマンハッタン計画を齧ったから半分ぐらい知っている人が出てきて嬉しい
記憶と違う描写もちらほらあるから脚色に勘づくところもあった
その程度の知識だと終盤やっぱり人の奔流に巻き込まれ意味不明に
自分がバカだと思いたくないので、わからないを体験する映画なんだろうなと考えることにした
最後とまあトリニティ実験だけはIMAXで撮ってくれて感謝だけど他は正直気が散るからやめて欲しかった 1秒ごとに切り替わるシーンとか悪夢みたいで、寝過ぎて記録を断念したチャゼルのファーストマンの方がよほど上手に使っていたなと思う
物語に夢中でアスペクト比に無頓着なのはどうなんだろ この映画もそんな感じの人がよく出てくるから良いか
2回見ると味が深まって良かった
どうせ1回じゃ人間関係とかセリフ理解不能(する必要もないけど)だから咀嚼し直すのオススメ
4.0→4.1
