Yoda

オッペンハイマーのYodaのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーGTで鑑賞

とても言葉では表せないほど、素晴らしく、そして、観てるこちらまで精神的に滅入りそうなほど入れ込む作品だった

予習したけど、それでも足りないくらい難解な部分もあった 会話劇が多いだけに、若干混乱した部分も

なんといっても、一番のシーンはやっぱりラスト あのシーンに、ノーラン監督がこの映画で最も伝えたいことが詰まってる 現代の核ミサイルの映像、核によって滅んでいく地球は恐ろしいものがあった


劇伴も素晴らしかった ルドウィグ・ゴランソン、まさか音楽でここまで恐怖にさらされるなんて思いもせず、ゾッとしたし、劇伴の影響力を改めて感じた

公開前からずっと聴いていたCan you hear the music聴けた時は涙流しそうになった そして、ラストに流れる Destroyer of Worldsも好きになった


演出面で特に驚かされたのは、爆発音のときに音が遅れて聞こえること この演出が素晴らしすぎた 本物にこだわるノーラン監督だからこそ、成せる技だと思う


IMAXでの音の圧、そしてIMAXを意識した映像面での演出(顔のクローズアップなど)、ノーラン監督ここら辺を考えてるからこそ、作品に対する衝撃を極限まで感じるならやっぱりIMAXがオススメ(1.43:1は特に)



受賞式のキリアンマーフィーを見た後にオッペンハイマーを観たから、役の入れ込みように終始驚かされるばかり 
あそこにいたのは、オッペンハイマー本人だった



オッペンハイマーを観て改めて思うけど、バーベンハイマーなんてネットミーム、絶対やってはいけない組み合わせだったと感じさせられた もはやノーラン監督への侮辱にすら感じてしまった…



今まで感じたことのない感情にさらされる、ノーラン監督の究極に素晴らしい作品だった キャスト発表時からどれだけの月日が経ったことか 鑑賞後の今もなお、遂にオッペンハイマーを観れた、という感動が残る
Yoda

Yoda