あーちゃん

オッペンハイマーのあーちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

"プロメテウスは神々の炎を盗み、人間に与えた
この行為により彼は岩に繋がれて、永遠に罰せられた"
という聖書の引用から始まり、
"いつか人々は君を十分に罰したと思ったら、もう許した証として君を表彰するだろう
でも忘れるな、その栄誉は君の為ではない
自分たちが君を罰したことを君に許させるための物なのだ"
というアインシュタインのセリフで結ばれる180分
才を持ち事を成した多事多難なオッペンハイマーの人生に触れ、科学者としての好奇心とひとりの人間としての倫理観の間で揺れ動く苦悩を共に味わうことで、欲深き人間として生を受け今を生きている我々に、決して無自覚に無目的に生きてはならないと、罪の意識を植え付けられ罪の共有をさせられた気がしてしまうような映画だった
ノーラン様お得意の時間軸の曖昧さに惑わされて追いかけても追いつかなくなっちゃうからオッペンハイマーの略歴などなどはある程度知ってから映画観た方が良かったかも、翌日諸々の解説やレビューを読んでようやっと映画を観終えることができた感じがする
今回もだいすきなドルビーシネマで鑑賞、映像は勿論だけど質量を感じるような重たい音の鳴りが凄くてビックリした
ひさしぶりだしこんなもんじゃねぇだろとパワー水をゴクゴク飲んでたら後半自分自身が仕上がりすぎてめちゃくちゃハァハァしてて、核も分裂してるし自分も分裂しそうで危なかったので皆様もお気をつけて❗️