大鳥涙

オッペンハイマーの大鳥涙のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5
IMAX
広角の画面にキリアン・マーフィーの顔がアップになる。重低音とピントポイントフォーカスは雄弁に心象を語り、アクションものと異なるIMAXの威力を見せつけた。時間軸のパズルはノーラン節の真骨頂。
善行も悪行も、一人の人間に、また社会全体にも、渾然一体となって存在することを思い知らせる力作だった。
IMAX以外のフレームでも観てみたいな。

2回目観賞
Scope-size with Dolby
初回鑑賞後、時間軸を整理した。そしてモーツァルトとサリエリに置き換えて観て、複雑なシノプシスがスッキリと理解できた。
スコープのアスペクト比で観ると、Imaxの臨場感は欠如するものの、ドラマにのめり込みやすく感じる。画と音と現代の映画技術の遂を集めた本作を、35mmで映すとどうなるんだろう。
大鳥涙

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