このレビューはネタバレを含みます
結構観てて苦しくなる部分はもちろんあった。その覚悟の上で見に行ったし、むしろそこは描くべき描写なような気がする。
実験と広島長崎への投下が成功して、みんなでオッペンハイマーを崇めるシーンは数ある映画の中でも特に印象的。涙止まらなかった。結構泣いた。死んでいった日本人（映画には出てきてないけど勝手に脳内で想像した）と笑顔の米国人の対比がかなりグロい。これが戦争なんだよなと。
オッペンハイマーが軍服から科学者らしい服に着替えた部分が好き。セリフもこだわってるんだろうなと感じた部分がいっぱいあった。知識教養が足りず、全ては理解しきれなかったけど、、。
ラストシーンは、また原爆が使われるかもしれない未来に対して思いを馳せているということなのか、、？？現代の世界には、あの恐ろしい兵器を再び使用できる技術が備わっていることに気付かされた。アインシュタインとのシーンで伏線張っていたので脚本としても素晴らしいんだなこの映画。
度々差し込まれた核表現はクリストファー・ノーランらしさというべきか。あのシーンが含まれていることで恐怖心がかなり煽られた。
映画出てからずっと手の震えが止まらないし、まだまだ心の中に残る予感がしてます。
41本
