タカとん

オッペンハイマーのタカとんのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

むずい。
もっとスコア高くても良かったけど
正直ムズすぎた。
やりたいことは伝わったから5.0
でも映画としては3.8というところ

やりたいことは伝わってきたし、最低限踏んでおいてほしい配慮も入ってたし
ノーランだけあって画の説得力とか、人物の「老い方」とか、
何の違和感もないし研究の進行度を瓶詰めのビー玉で表現するところも上手いとしか言いようがない。

俳優陣もすごい。
えぐすぎる。
それぞれ主演はってるような俳優がゴロゴロ脇役で出てくるw
みんなノーランの映画にでたいんやね
画の重厚感がすごいのよw
ゲイリーオールドマンなんかどこにでててかわからんくらい。

あんまりCGを使わないノーランの中でも今回は一切ノーCGということで、
どんなもんかなと思ったけど。
ノーラン実費で核作っちゃったのかな?って思うくらいでした。

でもあんまりノれなかった。
テネットの時より「ムズすぎて微妙」って感じだった。
もちろんダークナイトみたいにワクワク楽しむ作品じゃないし、
重くなるのはもちろんなんだけど
それでもプライベートライアンや、西部戦線異状なしなどは没入できた。ダンケルクも良かった。
比べて今作はそれ以上にムズすぎて入り込めない。
オッペンハイマー目線はカラーで、それ以外は白黒になってて、それが時系列を交錯させながら進んでいくんだけど、
もうこれがどこを目指してるのかわからなくなるし、
一個の会話を理解しないまま進むとその先ずっと躓くし、
出てくる名前多すぎてマジで誰の事言ってるのか分からん。
分かるわけないだろ状態。
終盤くらいから楽しめるんだけど、前半・中盤の宿題部分が多すぎて終盤に挽回できてない。

エジソンのくだりは好き。

ドーーーンっておっきい音やめてくれ
急にすな。
びっくりする。怖い。IMAXでみたから音すごすぎて怖かったw
ビビり散らした。
「ちょっとまってくれ、この迫力で広島と長崎の描写されたら見る勇気無いぞ・・・」と思ったけど、オッペンハイマー目線だからそこは無かった。
でもその結果を心理描写として映像に入れていたのはうまい。
ちょっとだったけど、入れないのかと思ったらちゃんと入れてて、さすがノーランと思った。

こういう映画は「誰々は ○○年~に亡くなった。」
とかで終わりがちだけど、世界焼いた余韻で終わるところに、まだ何も終わってない感があって良かった。

もう一回見たらもっと理解できそうだけど
もう見る体力ないかも
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