よと

オッペンハイマーのよとのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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大作。事前勉強が足りなかったが、3時間とは思えない充実度。
原爆の映像がないのが問題な理由がわからなかったな。むしろ見せてくれなくてよかった。
見なくても伝わる描写ができるのが素晴らしい。

ゲイリーオールドマン、相変わらず気づかない。素晴らしい憑依具合。
でも映画を通してだとトルーマンとのやり取りはノイズに感じた。
ノーラン及び原作者が、アメリカ人が、トルーマン嫌いなんかな。

そしてキリアンマーフィー。格好良いわあ。
ゲイリーオールドマンと同じくイギリス訛りは封印。でも人たらし、女たらし、人をまとめるリーダー的存在、演説する側の人間。とってもトーマスシェルビーと被った。タバコ吸ってるところとかもうまんまよね。笑
あの青い瞳を劇場のスクリーンで見れたことが幸せ!

スクリーンで体感できたあの音響も素晴らしかった。流石のひとこと。
何度びっくりしたか。それくらい効果的に使われていて、没入感とはこのこと。

スパイがいたとか結局どうなったとかは、あくまでもオッピーの視点ではない。だからさらっと、誰かの口から語られる。伝記映画の性質を残しつつ、主人公の視点を忘れさせない仕掛け。

にしてもキティが芯強すぎないか?最後のテラーとの表情のやり取りがもうたまらん。
強すぎる。その割に子どもの面倒は見切れないんだよなぁ。それとこれとは違うんだろなあ。

さて、TENETでもトリニティに言及されていたので、もっかいTENET見ようかね。

(ラミちゃん登場に沸いた)
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