マロンミルク

オッペンハイマーのマロンミルクのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.2
広島 長崎に決まった時
劇場内は気のせいか一瞬静寂に…
その時なんとも言えない気持ちに…
恐怖 怒り 哀しさ
戦争の愚かさなど
原爆の実験のときの轟音の余韻とで
頭がグァングァンしました

ヤるかヤられるかの状況
戦争は終わらせたい
敵国より早く強力な兵器開発しなければ…
ソ連との関係 共産党やスパイへの疑念
後半の聴聞会も含めて
戦争映画でもありスパイ映画でもあり
サスペンスさもありで見応え凄かった!
共産党のことや当時のアメリカの状況など
難しくも
他の作品を鑑賞していたおかげか
なんとか理解してついていけました。
(誘ってくれた友人横で寝てましたが^^;)

作品としては時系列の表現や
映像も音楽もよかったです。
主役のキリアンはもちろんのこと
ロバート・ダウニー・Jr
マット・デイモンめちゃよかった!
強い妻を演じたエミリー・ブラントも
いろいろとエエ味でした

最初の1時間位?(長いのと内容から今何時間経ったのかとか全くわからず)
体は大人頭脳は子供のマロンミルク
名前を覚えるだけでも必死に^^;
実験までと日本に投下が決まるまで
怒涛の展開に圧倒され
実験後の聴聞会が裁判ではないと
言うものの裁判のような
オッピーとストローズの静かに燃えるような激しい対決もとても面白かった

原爆を造った人
それをあらゆる意味で利用して
権力を得たり、他人を陥れようとする者
原爆を投下した者
発射ボタンを押した者
原爆投下を許したトルーマン大統領
誰が悪いのか正しいのかわかりません
わかるのは
戦争ダメ 何があっても
一人でも犠牲者を出してはダメ

僕はまた明日を待っています…
マロンミルク

マロンミルク