このレビューはネタバレを含みます
No.4166
僕は原爆ドームに4回くらい行ってるし、長崎の原爆資料館にも行ってる。埼玉県にある原爆の図 丸木美術館にも行ったことがある。
だから、この映画はあまりフラットには見られないだろうなぁ、と覚悟はしてた。
で、実際、トリニティ実験シーンのカウントダウンは、ほんとに息が止まってしまうかと思うぐらいの絶望的な緊迫感で、怖くて仕方がなかった。
そして、成功して浮かれ騒いでる連中を見てたら、怒りが湧いて湧いて、なんか悔しくて泣いてしまった。
演技に関しては、私はエミリー・ブラントに一番圧倒された。
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で、やっぱり思うのは、「赤狩りの愚行を総括したいなら、そういう映画は別で作ってくれ!!
赤狩りとオッペンハイマーを結びつけちゃうから、日本人からすると、はあ?? 原爆の悲惨さを伝える映画じゃねーのかよ!?
オッペンハイマーが赤狩りで酷い目に遭ったとか、知らねーよ!! オッペンハイマーが自国でどんな目に遭おうが、
広島と長崎に原爆落ちた事実は変わらねーんだよ!!」
って、ここでも怒りが湧いて湧いて仕方がなかった。
まだうまく感想がまとまらない。