このレビューはネタバレを含みます
こんな構成、どうやったら思い付くんだ、、、
これは戦争映画ではなく、オッペンハイマーという1人の物理学者の伝記！
とりあえず観に行こうぜ！で行くと置いていかれる気がして、前日にマンハッタン計画についてサラッと勉強
ついでに監督のインタビューやらもちょっと読んだり、史上初のIMAXモノクロフィルム撮影が見所のひとつとの情報もインプット
とにかく置いていかれたくない！！という強い思い笑
映画館に着いたら鑑賞客の中に海外の方がかなりいて驚いた
アカデミー賞効果なのか、ノーラン効果なのか、何なのか、、、
だいぶ時系列が変わるので、何となくだけどオッペンハイマーの人生とマンハッタン計画の流れを知っていて良かったと思った
その甲斐あって、登場人物たちの表情や思いを感じる余裕があった
以下、率直に思ったこと(自分用メモ)
・そもそも原爆開発の発端にアインシュタインが関わっていたことに驚き
・オッペンハイマーが想像以上に女垂らし(不倫しすぎ)
・実験が苦手な科学者がいるとは
・原爆投下に関する会議で、事前に通知するのか、日本のどの都市に投下するのか等話し合う中で、冗談ぽくあっさり京都が省かれたり、犠牲者の数に対してのそんなもんかくらいの反応だったり、戦時中の異常な感覚だよな、、と呆然
・トルーマン大統領と面会した時に民衆が原爆投下に対して非難するのはお前でなく俺だ！自惚れんな泣き虫！みたいなこと言ってて確かにと納得
・科学者たちのモチベーションは何だったのだろう(対ナチス？終戦？)
・聴聞会でなぜオッペンハイマーは強く言い返したりしないのか(世界を破壊してしまったという後悔？)
・最後の方でオッペンハイマーが表彰された時に、テラーに対して向けたキティの表情が最高好きすぎる
・オッペンハイマーの残された子孫たちはどのように感じているのだろう
・あくまでオッペンハイマーの伝記(オッペンハイマー目線？)なので、よくある戦争映画の必要以上な日本悪！な感じもないし、被爆シーンもない
このレビューをどう締めたらいいのかわからないけど、私は観る価値ありだと思いました
