このレビューはネタバレを含みます
🍏
自分自身を最低だと思う者はまだ最低ではない
.
観るのに勇気が必要だった映画。
談笑しながら原爆を落とす場所決めていた政治家たち、オッペンハイマーに笑顔で賞賛を贈る人々、全員が悪魔に見えた。
ストローズの昇進なんかよりはるか先の、宇宙規模での問題に思いを馳せていたアインシュタインとオッペンハイマーのラストシーンが、すごく考えさせられる時間だった。
バーベンハイマーとかいう最悪のミームを生み出して、この歴史をネットのおもちゃにしていた人たち、本当に理解できない。
オッペンハイマーを上げるでも下げるでもなく、この核の世界をどう考えるかを鑑賞した人たちに訴えかける映画。
日本人としては許しがたい過去でも、知っておかなければいけないなと、、
結論、本当に見てよかったと思う。