りく

オッペンハイマーのりくのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

オッペンハイマーさんの心情の揺れ動きを考えたくなる映画だった
自分も含め、人の感情は状況によってコロコロ変わってしまうもので、コロコロ変わるのはしょうがないなと思った


ナチスを倒すという大義を持った自分
自分が開発しなかったら敵が開発してしまうため、開発は仕方ないと思っている自分
ナチスが敗れて大義を失うも、費用と時間と皆の努力が積み重なってあとに退けないと腹を括る自分
実験が成功したという高揚感と、これから自分が作ったもので人が殺されることに対する懸念が入り交じる自分
自分が作ったもので大勢の人の命を奪ったという罪悪感を抱く自分
自分のせいではないと思いたくて、被害映像から目を背け、「我々」という主語を多用する自分
罪悪感から罰を受けたいと思う自分
りく

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