eimi

オッペンハイマーのeimiのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで視聴。

終始、眉間に皺がよっていたように思う。オッペンハイマーがどういう気持ちでマンハッタンプロジェクトに手を挙げたのか、中盤で自分の開発しているものの破壊力の大きさに気づいた後の精神状態など、キリアンマーフィーが本当に素晴らしかった。

人間が多面的であって、口で言ってることと、頭の中で考えが異なることが常であるし、リーダー・カリスマと見えるような人においてもそれは同じ。倫理観・正義感とのせめぎ合いの表現が圧倒的で、苦々しい気持ちで見た。

一方でロバートダウニージュニアの役は、常に利己的であるように見せていたが、本当はどうだったんだろう。もう少しダウニーも厚みを見せて欲しかったように思ってしまった(キリアンが圧倒的だったので、比較してしまった気もするが)

見ていて楽しい映画ではないけど、今これが上映されることの意義は感じた。映像はとても綺麗だし、もう一度見たい映画。

個人的には前半に情報量の多さは事前勉強した上で見ておきたい。
eimi

eimi