4番のトラック

オッペンハイマーの4番のトラックのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.8
理論を確かめたいという科学者の純粋な好奇心と、科学の力を使いたい国家・資本が手を組むと、歪な結託が生まれてしまう。
学問が進歩するにつれ、例えばカミオカンデを山中に作ったり、スプリングエイトという巨大な実験施設が必要になったりと、ロウソクやフラスコで完結する科学はなくなってしまった。
科学と政治の結託、そして、前者が後者に巻き込まれていく過程がよくわかる。
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