オッペンハイマーのもちもちぃのネタバレレビュー・内容・結末

流血はありませんが、10秒に満たないほどのベッドシーンが２回、大きい音が何ヶ所か、男が嘔吐するシーンが少しだけ映りますので、苦手な方はご注意ください。
人物が多いと混乱してしまう😵‍💫ならばオッペンハイマーの周辺人物の名前を少し調べていくと更に見やすくなるかと
あとはウラン235.238、アイソトープ　水爆と原子爆弾の違いが分かっていると内容がさらにスッと入ってくると思います





この映画は化学分野を切り拓いた学者の話であり、彼自身の感情の揺れ動きにフォーカスされるべきだと思うので、正直被爆者の描写など無用。むしろあるだけ野暮ったい。
仮にこの映画に広島、長崎の状況が詳細に描かれていたとしても、それはノイズでしかないと思う。仮に原爆投下シーンがあったとして、日本の歴史における重大な出来事をほんの30秒にも満たないであろう演出の為に使われることの方が不快ではないだろうか。

今までに沢山広島、長崎について表現している映画はあるのだからそっちを見れば良いと思う。この映画に求めるものではない。

ただ、オッペンハイマーが「広島、長崎」と被爆地を覚えていてくれたことは救われたな、と

実験成功時の白んだ光とケロイド化していく女性はきっと彼の幻覚で、彼の中での渦を巻く罪悪感を表していたのだと思う。天才とはいつの時代でも苦悩するものなのだろう。

才能で償う　だったかな。このセリフ、最高だった。