💬第96回アカデミー賞において、作品賞、撮影賞、作曲賞、編集賞、監督賞、主演男優賞（キリアン・マーフィ）、助演男優賞（ロバート・ダウニー・Jr）の7部門受賞した作品。クリストファー・ノーラン監督作品。正直なところ、本編3時間という上映時間はあっという間ということもなく、特に前半は退屈さを覚え、しっかり時間相応の長さを感じた。ただし、不要なシーンだったというわけではなく、後半の盛り上がりやJ・ロバート・オッペンハイマー（演：キリアン・マーフィ）の心情へと繋がるものであったのは間違いない。時系列を交錯させる手法はノーラン作品としてはいつものことだが、非常に分かりやすく作られていて作品を難解にすることはあまりなかったように思う。特に、ルイス・ストローズ（演：ロバート・ダウニー・Jr.）の思惑や裏の動きが判明し、時系列がほぼ交錯したシーンは非常に効果的で盛り上がった。
初鑑賞:2024年4月20日
鑑賞方法:映画館（札幌シネマフロンティア）
2024年107本目。
4月17本目。
🗣まずはビターズ・エンドに感謝を。映画館で観られたことは私にとっては大きな意味がありました。日本人だからこそのある種の当事者意識のようなものも抱きながら観ることになって、それはそれで映画への独特な距離感が生まれて貴重な映画体験でした。
