Keitan

オッペンハイマーのKeitanのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.1
20240329 048
公開初日にIMAXで。圧倒的な映像と音響にヤラレテしまいながら最後まで。クリストファーノーラン監督らしい演出に凝った内容ながらもストーリー自体は正当な伝記映画。原爆の父の生涯を巧みな時間操作で描いている(時間軸が交差し過ぎてて初見だとやや混乱)でもラストに浮かび上がるのは「世界を壊した」という彼の惜別な想い。
原爆開発ばかりが話題となるが、物語の半分は政治思想のハナシ。彼は左に傾倒しているように見えるが、実はノンポリにも感じられ政治よりも物理を優先する人物。そんな意味では、ちょっとだけ「風立ちぬ」の堀越次郎に重なって観ていた。
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