このレビューはネタバレを含みます
いつもノーラン作品は置いてけぼりになるので、事前解説見てから行きました
ほんと見てから行ってよかった(笑)
映画見終わったあとはすごい複雑で重たい気持ちになったけど、アインシュタインが言ってたことが残りました
オッペンハイマーを讃えてくる人がいると思うけど、それは君を讃えるわけではなくて自分のためなんだよ、みたいな感じの言葉
オッペンハイマーも研究者として研究を進めたい一心で原爆の開発を進めたり、ストローズも偉くなりかったり、辱められたことをずっと根に持ってたり、他の研究者たちとか、軍人とかもそうだけど
一人ひとりの私利私欲がこの悲劇につながってしまったのだと思いました
自分もそうだけど自分の見えている範囲とかコミュニティの範囲でしか物事を考えられないときに、実はこう言う最悪な方向へと向かってしまうことってあるのだろうなと考えさせられました
誰か一人の思いではなくこの一つ一つが合わさることによってそうなってしまうような
それぞれが自分のことだけではなく広い視野を持って、どこに向かうべきかを誤らければ、防ぐことができたのだろうか。。
やはり技術は使い方次第で最悪な事態になりうるので、直近でいうとAIに関しては方向性を見誤らないようにしないといけないと痛感しました